エクアドル産コーヒーの華やかさと滑らかな口当たりを引き出す抽出法!!

こんにちはレオです。

今回は引き続き数あるコーヒーを美味しく淹れちゃおう!ということでご紹介していきます。

今回は前回の自家焙煎コスタリカとは打って変わり北欧デンマークの超有名ノルディックロースターのapril coffee roastersのエクアドルのコーヒーを淹れちゃいます!

april coffee rosterに関してはこちら

僕が世界で一番尊敬しているPatrik Rolfという方が経営されているロースターで、世界で一番好きなコーヒー屋さんでもあります。今回はサブスクリプションで届いたウォッシュドのエクアドルを自己流に美味しくしちゃおうと思います。

コーヒーの情報

  • 生産国:エクアドル
  • 生産者:Ana Maria & Nicolas
  • 農園:Pillococaja(何回聴いても発音わからん)
  • 標高:1650m
  • 精製:ウォッシュド
  • 品種:ティピカ
  • 収穫時期:2023年8月
  • 入港:2024年3月
  • フレーバーノート:Florals, Blackberry & Toffee

こんなところがパッケージとHPから得られた情報です。

収穫時期や入港日まで記載してるとは流石ですね。

個人的エクアドル産のコーヒーの面白い点は生産品種が非常にユニークな点ですね。
南米に位置する生産国ですが主要品種がティピカやティピカメホラード、エチオピア品種等ティピカ系が多く見られます。その他ゲイシャやシドラ等酸味の輪郭さのはっきりした品種が多い様に感じます。

標高が1650mとエクアドルにしてはやや高め?かなといった印象。
品種と精製も相まって、これは酸味の強度や密度にも大きく関係してきますので要メモですね!

テイスティングから得られる情報

では前回同様まずはカッピングしてどんな個性を持っているのか判断していきましょう

手順は前回のコスタリカ同様なので、知りたい方は是非こちらの記事をどうぞ

WHITE ROOM COFFEE BLOG | Counter talk by a free-spirited barista
コスタリカの甘さと綺麗な酸味を引き出すドリッ/

カッピングから得られた情報としては下記の通りです。

  • 華やかさを伴うややシュガーブラウニング主体の香ばしいアロマ
  • フローラルを中心にベリー、ハーバル、ナッツを感じるフレーバー
  • ブラウンシュガーやチョコレートの甘さが中程度続くアフターテイスト
  • ミディアムで酒石酸を感じ、ほのかにリンゴ酸も感じる酸味
  • ココアやチョコレートライクな甘さ
  • ミディアムでやや粘性のあるクリーミーな舌触り

流石aprilですねぇ、十分なエンザイマティックアロマに加えて質感がとても良い!
今回はそんなエンザイマティックアロマと特に南米らしいクリーミーなテクスチャーにフォーカスを当ててレシピを組み立てていこうと思います。

使用器具とレシピ

  • 抽出器具:April brewer ceramic
  • グラインダー:comandante c40 25clicks
  • 粉量:13.6g
  • 湯量:200g
  • 湯温:90度
  1. 70g circle pour 0:00-0:10
  2. 60g circle pour 0:30-0:40
  3. 40g circle pour 1:10-1:20
  4. 30g center pour 1:45-1:50

2:50-3:00 brewing done

抽出のコンセプトと考え方

抽出コンセプトは上記でも軽く触れましたが、十分なエンザイマティックアロマとテクスチャーですね。この辺をどう表現していくのかを考えた訳ですが。

まず、テクスチャーを印象づけようとなった場合、真っ先に思いつくのが挽き目による十分なコンタクトタイムの確保です。挽き目とコンタクトタイムはイコールの関係である為その辺のバランスを考える必要がある訳です。

まず、テクスチャーを確保したい訳なので、常に粉とお湯が触れている状態が好ましいと考え、フラットベッドタイプがいいだろうと判断しました。

かつそこからフレーバーや酸をミュートさせたくなかったので、なるべく透過をメインにしつつも常に浸っている状態を作るのに適しているのはaprilだろということでこのドリッパーを選択。

そしてそれら要素を明るく演出したいのと、後半まで抽出効率は下げたくなかった為陶器を選び、バランスよく温度を保つことにフォーカスを当てました。

注湯に関してはサイドチャネルとハイアンドドライの形成が起きない様な注湯設定と時間配分を意識しました。ウェーブフィルターはドリッパーとの接触面が少ない為後半、過度に湯量を増加すると容易にサイドチャネルが起こり、濃度の薄い酸っぱさに繋がってしまいます。

注ぎ方は粉にストレスがかからない様に優しく注ぐことを意識し、過度な成分の抽出を抑え、ゆっくりな時間をかけて成分を移行するイメージで注ぎ、ラスト1投は攪拌せず1点目掛けて注湯。
後半になればなる程湯量が少なくなる為、注湯2時間をかけずに済む事ができる為時間を伸ばしつつも徐々に抽出効率を下げる事が可能です。

まとめ

結果コーヒーはかなり強度の高いブラックベリーの様なジューシーな果実感に加え、華やかさが加わり、そして厚みある口当たりでクリーミーで下にまとわりつく様な印象でかなり飲み応えのある一杯でした。

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